マチュピチュは、人間が住むのにもっとも快適と思われる湿潤温暖地の気候である。
快晴時の昼間は暑くなったりするが、
山や谷からはいつも心地よい風が流れてくる。
朝夕の気温はほぼ20℃弱に下がり、ひんやりと湿り気のある空気がなんとも気持ちいい。
また乾期であっても朝夕のマチュピチュは霧が多くなる。
私はマチュピチュの全貌を撮影したいと思い、霧が晴れるのを焦る気持ちで待っていました。
しかし、、いつしか霧こそがマチュピチュ最大の魅力にも思われてきた。
濃霧に包まれたマチュピチュはとても神秘的でした。
ひんやりした空気の中、私は思いっきり深呼吸し壮大な空気を堪能していました。
斜め横を見ると、あぐらをかいて瞑想している日本人女性を発見。
そういう光景をみるとますます神秘的なマチュピチュに思える。
霧は低地側の暖かい風と高地側の冷たい風がぶつかり合う地域に多く発生する。
マチュピチュ周辺の自然が保たれているのは、マチュピチュを囲むセハ・デ・セルバの森が
霧によって数々の植物の生命を育んでいる。
もしかして、インカの人々はそのような森閑の空間を好んで求めていたのかもしれません。
ちなみにセハ・デ・セルバとは森林帯のことである。セハは「眉、横雲」、セルバは「森林」の意味。セハ・デ・セルバは霧が多い地帯に見られるアンデス特有の「雲霧林」になる。
マチュピチュは世界でも有数の野生蘭の宝庫である。
霧や雨が多くなる雨期に苔類と寄り添いながら生きている野生蘭を見るのも
マチュピチュの醍醐味ではないかと思う。
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